大台ケ原:東大台コースに挑戦!
2008.04.29 Tue
屋久島に次いで、日本で2番目に広い原生林が広がる、奈良県南東部の大台ケ原。去年8月に西大台のコースを体験して、とても気持ちよく感じたので、今回は東大台のコースに挑戦です。
ちなみに、下の写真は去年8月の駐車場の写真です。

大台ケ原に入ることができるのは4月〜11月に限られます。今年も4月22日にドライブウエイが開通したばかりです。この地域は年間降雨量がおよそ5,000ミリと、日本有数の豪雨地帯。雨の降りそうにない気圧配置の日で、しかも予定のないこの日に行くことにしました。
前回、西大台に行ったときに、8時に出発して渋滞に巻き込まれ、帰りがけに立ち寄ろうと思っていた入之波(しおのは)温泉の営業時間(午後5時まで)に間に合わなかった反省があることから、今回は午前7時に上本町でレンタカーを借りて出発しました。
すると、早起きは三文の得と言うべきか、今回は渋滞もなく、9時40分には大台ケ原に着きました。前回は駐車場に入れなかったのに、今回はまだまだ余裕がありました。天気は薄ぐもり。気温は少し涼しいくらいで、15度弱くらいではなかったかと思います。売店でランチ用の柿の葉寿しとめはりずしを購入して、いざ、出発です。
東大台のコースは、西大台と比べて道が整備されて歩きやすいです。自然保護団体や登山会からは「過剰整備」だという批判があるようですが...足下には笹が目立ちます。
さて、出発して約40分で、大台ケ原で最も標高の高い日出ケ岳に着きました。周囲の山が見下ろせて、天気のいい日には太平洋が見えるのだそうです。この日は少しガスがかかっていて、それほど遠くまで見渡すことはできませんでした。

日出ケ岳から正木ケ原にかけては、地面を笹が覆い、倒れたり立ち枯れたトウヒが荒涼とした印象を与えます。看板には、1959年の伊勢湾台風や1961年の室戸台風の直撃を受けて、トウヒが倒されたり立ち枯れた後に笹が生えたことや、鹿が増えたことによって、この荒涼とした風景が徐々に広がっていることが説明されていました。(これについても、いろいろと議論があるようです)

見事なまでに整備された道を歩きます。これならお年寄りでも安心して歩けます。登山愛好家には物足りないかもしれませんが...

歩き始めて2時間弱、神武天皇像の前で昼食です。空気がおいしいと、昼食もおいしく感じるというものです。

再び歩き始めると、すぐに東大台コースのハイライト、大蛇ぐら(「ぐら」は山カンムリの下に品。大きな岩のこと)に着きます。断崖絶壁の前に山々が連なるダイナミックな風景が広がります。


ところが、視線を下げると、垂直におよそ800m下が見えるのです!

岩の上は、無防備なまでに吹きさらされた感じと、足下の岩の滑りやすさ、吹きつける風の強さで、大概の人は立って崖っぷちまで行くことができません。岩にしがみつくように崖先までたどり着こうとしていました。ひゃー。ここで何かを落としたら、おしまいです。
肝を冷やした後は、シャクナゲの大群落を横目に坂を下りて行きます。すると、鹿がすっくと立っているではありませんか!

見事なシャッターチャンスを提供してくれた後、その鹿はピョンピョンと軽やかに去って行きました。
坂を下りきると、シオカラ谷と呼ばれる渓谷にあたります。これまたマイナスイオンたっぷりの清水が流れます。

思わず顔を洗ってしまおうかと思ったら、上流にたたずむ観光客の姿が。立ちションされてたら嫌なので、やめときました。
最後は1.4kmの道のりで200mをのぼります。最初は斜度がきつかったのですが、徐々に緩やかになっていきました。こうして、あっという間に大台ケ原駐車場に戻りました。それでも所要4時間。標準タイムと同じです。朝の到着時間が早かったので、大台荘でコーヒーを飲みました。水がいいせいか、とてもおいしく感じました。
帰りがけ、去年8月には行けなかった、入之波(しおのは)温泉、山鳩湯に入りました。全国でも珍しい炭酸重曹カルシウム泉です。最初は無色透明ですが、時間が経つと黄色くなります。お湯の温度は39度とマイルド。このため、ゆったりと浸かるうちに湯あたりを起こす人もいるそうです。すっかりリラックスしてから、大阪に戻りました。それでも上本町に戻った時間は午後7時でした。
東大台のコースは、山あり、谷あり、枯れ木あり、断崖絶壁あり、と変化に富んで面白かったです。一度は行くべし! でも、環境の変化が少し心配になりました。何ができるのかはわかりませんが...






















